酒井淳(ヴィオラ・ダ・ガンバ&レクチャー講師)

名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。1986年に渡米。中島顕氏、堤剛氏、H.シャピロ氏に師事した後に渡欧。パリ国立高等音楽院で P.ミュレール氏に師事し、首席で卒業。同音楽院在学中から並行してバロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバをC.コワン氏に師事する。レ・タラン・リリーク、ル・コンセール・ダストレといった古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会やCD録音に参加。室内楽にも力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団の創立者としても活躍している。

シャンゼリゼ劇場、ウィーン・コンツェルトハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウ、シャトレ劇場他、欧州の著名な演奏会場に出演。ソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして高く評価される。2015年にはフランスのアパルテ・レーベルよりフォルクレのCDをリリースし、朝日新聞紙上に「豪壮で憂愁濃く、魔性と情念渦巻く世界へ」との評が掲載された。近年、指揮ではフランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座でシャルパンティエやモーツァルトなどのオペラを上演し、成功を収めている。現在、桐朋学園大学特任教授。

マリオン・マルティノー(Marion Martineau)(ヴィオラ・ダ・ガンバ アシスタント)

パリ国立高等音楽院でチェロをロラン・ピドゥに学んだ。その後クリストフ・コワンにヴィオラ・ダ・ガンバを学んだ。フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団と頻繁にチェリストとして活動する一方、フランスの古楽アンサンブルのタラン・リリク、ストラディヴァリアやシット・ファスト(ガンバ・コンソート)、ル・コンセール・ダストレなどでガンバを演奏し、注目を浴びている。

植山けい(チェンバロ講師)

2004年パオロ・ベルナルデイチェンバロコンクール第2位(イタリア)。2012年「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」を初録音し、フランス・ディアパゾン誌新人賞、レコード芸術で特選盤並びに朝日新聞推薦盤に選出。欧米と日本で演奏活動を行っている。

アムステルダム音楽院チェンバロ科(オランダ)卒業。C.ルセ、H.ドレイフュスの各氏に師事。京都市立芸術大学非常勤講師。http://www.kayueyama.com